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生田サリー公式ブログ


by sugarmints

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Welcome to Sali's Blog!

生田サリー公式サイト
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生田サリー/Sali Ikuta
フリーアナウンサー ・パーソナルプロデューサー
・人生で大事にしていること:Love&Passion!
『初対面の相手の心を一瞬で開く方法』(中経出版)http://amzn.to/13gJrUV 好評発売中!
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【映画キャンペーンに起用されました!】
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未来創造塾公式サイト
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『魅力をひきだすボイストレーニング&話し方・自己表現』講座
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●ライフワークとして、女性のHappinessを応援する活動に取り組んでいます。 女性のシアワセを応援するHappy Women's Talk
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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
◆式典、記者発表会、シンポジウム、ファッションショー、トークショー、パーティー等各種イベント司会(日本語&英語)、著名人へのインタビュー多数。 ◇『ボイストレーニング・話し方』、『コミュニケーション』、『リーダーシップ』をテーマに、講師、講演活動も行っています。 ◆TV / テレビ : NHK "GoGo Market" "六大陸まちかど紀行" ABC "ワイドABCDE~す" "街かどチャチャチャ" "おはようコールABC" MBS "はーい!昼ナマ" YTV "元気モンTV" SUN "原田伸郎のめざせ! パーゴルフ" SheTV "Working Woman" etc.
◆TVナレーション: NHK "世界名曲物語" "体感!世界の祭り" "世界SL紀行" フジテレビ  "世界組TV" etc.
◆Theater / 舞台: 中国障害者芸術団 "千手観音 My 夢 Dream" Japan Tour 2007~2009 司会&ナレーション生出演(2007/11/09~2009/4/18) 4回の全国ツアーで100ステージに出演し、25万人以上の皆様に観て頂きました。

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September 11th ~同時多発テロを経験して~<3>

9月11日。
あの日から10年。

2001年の9月11日、
当時私はニューヨークに住んでいて、
この日を境に、全てが変わってしまう、、、
そんな激動の時期を過ごしました。

その時の想いを、【私のオフィシャルウェブサイト】の、 from Sali のページに、6年後の2007年に書き記しておきました。

10年という節目の年にあって、
今あらためて、あの時の想いを、このブログにも記しておきたいと思います。

September 11th <3>

================================

9月11日、12時過ぎ。


ミッドタウンから、私のアパートまで、40プロックほどある。でも、それはたいした距離ではないのだと思った。 電車やバスが動かなくなった今、マンハッタンの外から通う、何時間かかって家にたどりつくか分からない人たちが大勢いる。


5番街を下りる。 もう、車も殆ど走っていない。 23丁目に近づいた時、交差点付近で "Need Blood!! Need Blood!! Please!!" (血が必要なんです!お願いします!) と叫んでる人たちがいた。 献血だ。


今、私にもできること、があった。 O型の私の血、誰にでもあげられるはず。 近くの保険会社の大きなビルに、献血のために並ぶ人があふれていた。 多分、千人以上の人が並んでいたのではないかと思う。 これだけ多くの人が、今なにかできることをしようと思い、献血をするために並んでいる、そのことに感激していた。


12時半頃から並んで3時間ほど経った頃だろうか、一人に一枚づつの問診表のような紙が配られた。 名前や住所、電話番号など連絡先と共に、50問くらいある質問が並んでいた。 あなたは今、健康ですか? なにか病気にかかっていますか? 等の他に、 " お金のために、またはお金を払って性行為をしたことがありますか?"、 " 同性同士で性行為をしたことがありますか?" 、" 性病にかかってると思いますか?" など、 性に関する具体的な質問も並んでいた。 "病気になっているかもしれないと思う人は、献血をしないでください。" そう書かれていた。危険性があるなら、今日献血するのは遠慮してください、というメッセージだった。


問診表に記入しながら、やっとビルに入り、私の前に、まだ500人以上の人が並んでいると思われた。 まだ先は長い。 


" I'm sorry. I can't." (ごめんなさい。できません。) 列から離れる人達が何人かいた。 その質問表を見て、僕には、私にはできないー 献血したい気持ちはあるけれど、 しない方がいい、と自分で判断したのかもしれない。 こういった光景にも、アメリカを感じた。


携帯電話は、もうしばらく前からつながらない状態だった。 多分、日本にいる家族も友人も心配しているだろう。 NYにいる友人だって、お互い心配し合っている。 でも、誰とも連絡が取れない状況だった。 今、この瞬間に何が起こっているのか知りたい。 それが、みんなの気持ちだったと思う。 今の日本のように、携帯電話でメールやTVが見られる時代ではなかった。


列が奥に進む。 体育館のような、広い講堂。そこに、Bedがいくつも並び、白衣姿の医師や看護婦の方達が、忙しく動いている。 4、5台の大きなTVがあって、そこではずっと、白黒の、ディズニーの古いアニメ映画が流れている。 みんなニュースを見たいに違いないが、この状況で、人々がパニックになったり、精神的に不安定になったりしてはいけない、という配慮だったのだろうと思う。


隣の人が話かけてきてくれた。 " びっくりしたよね。" " 明日になったら、電車は動いているかな。。。" スタジオを出てから誰とも話していなかった。 人と話して、少し心が和む。 今、ここにいる人たちと、気持ちを共有できている安心感。


やっと、自分の番が近づいてきた。 最後は、お医者さんとの問診である。ひとりづつ、お医者様の前に座る。 いくつかの質問に答えた後、体重を聞かれた。 "108パウンドです。" (約49キロ) "それでは、献血できません。""え????" "110パウンドが、体重の最低ラインです。お帰りください。" この時点で、並んでから6時間半経っていた。 これだけ待ったのに、献血できずに帰るよう促された。


" ちょっと待ってください!110パウンドあります!!!" " 本当ですか?" " あるはずです。あります!" " 本当ですね?Faint(貧血などで失神すること)しても知りませんよ。" " あります!!!"


やっとのことで、ずらーっと並んだBedに案内される。 途中、実際に気を失ってしまった人、立てなくなった人を見て、少し不安になった。 本当に失神したらどうしよう。。。。 この時初めて気がついたのだが、アメリカでの献血は、日本で一回に摂取する量の倍ほどあった。(なので、体重に厳しいのだと、この時になってやっと分かった。) ベッドの横にある袋が、日本で今まで見たことのある大きさの倍くらいあった。 Oh my Gosh.... 無事を祈る。 そして献血。。。。


終わってゆっくり起き上がる。 ・・・やった!大丈夫だ。 全く、大丈夫だった。ほっ、、、安心。 終わって、別室に通される。 そこで、ミックスジュースをもらった。 " 1個にしますか?2個にしますか?" " あ、じゃあ2個ください。(笑)。" 少し休憩して、そのビルを出た。 終わった時にはもう外は暗くなっていた。


時計は8時をさしていた。本当に現実だったのかな、、、、 ふとそんな思いがよぎる。 ダウンタウンの空、真っ黒な煙が激しくあがっている。 まだ、炎が消えていないのだろう。 なす術もなく、家路へ向かう。 14丁目まで降りてきた。 そこから南ーダウンタウンへは、住人しか入れず、全面通行止めになっていた。


" 5丁目に住んでいるんですけど。。。" "住所の証明を見せなさい。" "え?" アメリカの運転免許証を持っていない私は、その日、住所を証明できる書類など、何も持っていなかった。 何度ものやりとりの末、その警官は私が5丁目に住んでいることを信じてくれ、 私は立ち入り禁止のテープをくぐり、さらに歩きつづけた。 車も一台も走っていない。こんなことになるとは。。。。。


家に着いた。 まだ携帯電話はつながらない。 TVをつける。TVは映っていて、今朝から何が起こったのか、だんだんと全容が分かってきた。 まるで、信じられない映画のような光景が、そこには拡がっていた。

2007.09.11

-Sali

【September 11th <1>~同時多発テロを経験して~】

【September 11th <2>~同時多発テロを経験して~】
by sugarmints | 2011-09-11 13:49 | New York

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